1963年吹田市に工場を開設し、始動したダスキンは水を使わない「化学ぞうきん」で新しいおそうじ文化を創出しました。1971年には箕面市にミスタードーナツ1号店をオープン。アメリカのライフスタイルを感じさせる2つの事業で、暮らしに新しい喜びを提案し続けてきたパイオニアです。2015年に、創業の地である吹田工場跡にダスキンミュージアムを開設しました。
ダスキンと江坂の関わりについて教えてください。
創業者である鈴木清一が、1963年に清掃・衛生用品のレンタル事業に着手し、モップやマットを洗浄・加工する工場を最初に開設した地が、現在のダスキンミュージアムです。また、1990年には念願の本社ビルを江坂に構えて以来30年以上たちましたが創業の地への思い入れは変わらず、地域に貢献することは会社の使命だと考えています。
「江坂企業協議会」では、初代会長を創業者の鈴木が務め、現在の会長も弊社会長の山村が務めさせていただいており、ストリートライブなどのイベントや清掃活動、駅周辺のフラワーポットの植替えなどの活動を通して、江坂の街の魅力アップに努めています。
江坂駅近くにある本社ビル2階はどなたでも利用いただける公開空地があり、そこに展示されている芸術家・岡本太郎氏の作品も自由にご覧いただけます。
ダスキンミュージアム 館長 山岡哲香氏
「ダスキンミュージアム」はどのような施設でしょうか。
ダスキンの二大事業であるお掃除とミスタードーナツ。「キレイ」と「おいしい」について、楽しみながら学んだり、体験できる施設です。1階の「ミスドミュージアム」では、大人気のドーナツ手づくり体験が楽しめます。ご自身で生地を伸ばして、型抜きをした揚げたてのドーナツを召し上がっていただけます。この体験は、事前にお申し込みいただいた方の中から抽選となります。また、予約不要で気軽にできるドーナツボールトッピング体験もあります。2階の「おそうじ館」では、戦闘機に乗ってミクロの世界へワープし、ハウスダストをシューティングする体感型シアターアトラクション「ダスキンダストバスターズ」が楽しめます。他にも楽しみながら効果的なお掃除のやり方や道具の使い方が学べるコーナーもあり、あらゆる年代の方々に好評です。今後は何度来ても楽しんでいただけるよう、リニューアルもしていきたいですね。
御社にとって特別な地「江坂」はどのような街でしょうか。
私自身は他県から電車で通勤しているのですが、江坂駅は非常に利用者が多く、ベッドタウンでありながら、多くの企業が拠点を構えるビジネス街の側面も持っています。住宅エリアとしての利便性とビジネスゾーンの活気を兼ね備えた街ですね。
新幹線や飛行機を利用する場合も非常に便利で、緑が多いのも魅力ですね。
また、来館されるお客さまも含め、子どもたちのマナーがいいのが目を引きます。きちんと挨拶してくれるので、とても気持ちいいですね。転勤で江坂に来られる方も多いので、大阪の人情味ある風土にスマートさもプラスされ、独自の雰囲気があると思います。
ダスキンミュージアム
館長
山岡哲香氏
1985年入社。理系卒を活かし、生産部門配属後、一転営業へ。北は北海道から南は沖縄まで、全国でその手腕を発揮し、2020年ダスキンミュージアム館長に就任。
- ※掲載のimage photo以外の人物・環境写真は2022年12月、2023年2月に撮影したものです。
- ※掲載のインタビュー内容は個人的なご意見であり、将来の周辺環境等を保証するものではありません。
- ※掲載の情報は2023年8月31日時点のものであり、今後変更になる場合がございます。